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約20年ぶり!2026年区分所有法改正で、マンション管理はどう変わる?

2026.04.19



2026年4月、マンションに関わる大きな法律改正が行われます。
今回の改正の目的はズバリ、「老朽化マンションが放置されない仕組みをつくること」です。


 

 


 

改正のポイント

築40年超のマンションが急増するなか、管理が滞ると資産価値が一気に下がってしまうため、
その“詰まりやすい部分”を徹底的に改善する内容になっています。

まず大きいのは、総会の決議が通りやすくなる仕組みが整ったこと。
これまで「所在不明の所有者がいて話が進まない」「欠席者が多すぎて定足数に届かない」という悩みは多かったはずです。
改正後は、裁判所が“所在不明”と認めれば議決権の母数から外せるようになり、
また特別決議でも“出席者ベースの多数決”が導入されるため、意思決定がグッと前に進むようになります。

さらに、管理不全の専有部分や空き家への対処制度が新設されたのも大きなポイント。
ゴミ屋敷状態で放置された住戸や、所有者不明の空き室などに対して、
裁判所が選任する管理人が修繕・清掃・必要に応じた売却まで実施できるようになります。
建物全体の安全性や衛生面に悪影響が出やすい問題に、ようやく本格的に手を打てるようになったと言えそうです。

また、共用部分の変更についても柔軟性がプラスされました。
雨漏りなどの“瑕疵の除去”や、エレベーター設置などの“バリアフリー化”といった
特に重要な工事は、従来よりも少ない賛成数で進められるようになります。
高経年マンションが増えるなか、この変更はかなり実務的な恩恵が大きいはずです。

 

 

マンション所有者は何を確認すればいい?

今回の法改正を踏まえ、所有者として“今チェックすべきポイント”は以下の3つです。

① 管理規約が改正後ルールに対応しているか

出席者多数決の扱い・決議要件・国内管理人など、新しいルールに合わせた規約変更が必要です。
管理会社任せにせず、総会の議案に上がるか要確認。

② 総会が“機能しているか”

欠席が多すぎたり、決議が延び延びになっているマンションは要注意。
新ルールで改善できる部分があるので、組合が動いているかを見ておきましょう。

③ 修繕積立金と長期修繕計画が現実的か

法改正で意思決定がスムーズになっても、資金がなければ工事は進みません。
積立金が国交省の目安を満たしているか、長期修繕計画が古くないかを必ず確認しましょう。

 

 

まとめ

今回の区分所有法改正は、マンション管理の“止まりやすい部分”に手を入れた、約20年ぶりの大きな改革です。
所有者にとっての一番のメリットは、必要な修繕・決議が動きやすくなり、資産価値を守りやすくなること。
逆に言うと、マンションの管理組合がこれらの仕組みを活かせるかどうかで、将来の価値は大きく変わります。

「うちのマンションは大丈夫かな?」と少しでも感じたら、まずは規約と総会運営、そして修繕積立金。
この3つをチェックしてみてください。現状を知るだけでも、“所有マンションの未来”は大きく変わります。



 

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