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夏の不動産市場は買い時?6~7月に売買を検討する際のポイント

2025.06.19

 

不動産の売買に適した時期は、売主と買い手で異なります。今回のコラムでは、これから不動産の売買を検討している方に向けて、それぞれの立場からの「買い時」「売り時」とポイントについて紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不動産市場の繁忙期と閑散期

不動産の売買が活発に行われるのは2~3月と9~11月です。賃貸物件の場合でも同様ですが、不動産市場が活発になるのは新生活に向けての準備が始まるときです。2~3月は、進学や就職、転職などにより引っ越しや住み替えを検討する方が多くなるため、不動産市場においては最も大きな繁忙期となります。9~11月は、夏休み明けの転校や、異動による引っ越しが盛んになるため、こちらも繁忙期となっています。

 

一方で、不動産市場における閑散期は6~7月です。こちらは梅雨の時期であることや猛暑により内見が進まないことが原因で閑散期となっています。また地域によっては雪が積もる冬の時期もあまり市場が活発でなくなります。
 

 

 

 

 

 

繁忙期と閑散期の特徴

不動産市場が活発になる繁忙期は、不動産に対する需要が高まります。このことにより、価格が上昇する傾向があります。また、買い手側の競争が激しくなるので内見から契約までのスピードが短くなるケースが多く見られます。売主であれば、価格やスピードを考慮すると繁忙期での成約を目指すとよいでしょう。ただし、市場に出る物件数が多くなることから、自身の物件が目立ちにくくなる恐れもあります。

 

一方で買い手側としては、繁忙期はたくさんの物件が市場に出るので希望条件に合致するものが見つかりやすいメリットはあるものの、売主との価格交渉や、じっくりと物件探しをするのが難しい時期だといえます。

 

 

 

 

値引き交渉するなら閑散期

不動産の売買においては、売主と買い手で価格交渉が行われるのが一般的です。しかし、繁忙期で購入検討者が多い物件では、大幅な価格交渉は見込めないでしょう。場合によっては価格交渉自体が難しくなる可能性もあります。不動産は大きな買い物ですので、なるべく価格を抑えたいもの。お得に不動産を購入したいのなら繁忙期は避け、6~7月での購入を検討するとよいでしょう。閑散期は物件数が少なくなるので、自身の希望条件に合致するものを見つけたら早めにアプローチできるように準備しておくことが重要です。予算や立地、間取りなどの基本的な条件は閑散期になる前に明確にしておくことをおすすめします。  

 

 

 

 

 

閑散期の6~7月に売却する際のポイント

購入価格を抑えたい買い手側にとっては閑散期に物件探しをするメリットがあります。売主側は繁忙期での成約を目指すのが一般的ですが、閑散期での売却にデメリットしかないわけではありません。

 

購入検討者が少ない閑散期は、売り出してから成約するまでの期間が長期化しやすくなります。しかし、ライバルが少ないので、自身の物件が目に留まりやすいともいえます。大きなアピールポイントがない場合には、閑散期の方が適していると考えることもできるでしょう。また、購入希望者は、売主と時間をかけて交渉できるので、購入希望者の数は少なくても結果として成約につながりやすくなります。
 

 

 

 

 

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