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賃貸管理

賃貸物件の “空室対策” に効く!写真と内装の最適化術

 

 

賃貸物件オーナーの頭を常に悩ませる「空室問題」。空室は長引くほど収益に大きなダメージを与えます。空室を一時的なものだと楽観視せず、常に満室となるような工夫が必要です。今回は空室対策の一環として、内見希望者の印象を大きく左右する「写真」と「内装」のポイントを紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真の撮り方が重要な理由

物件を探すとき、賃貸・分譲を問わず、多くの人が物件情報が集まるポータルサイトを利用します。物件の写真は、いわば第一印象を決めるもの。少しでも「汚そうだな」とか「治安が悪そうだな」などのマイナスイメージを抱かれてしまうと、実際はそうでなくても物件ページはクリックされず、内見や成約につながりません。もちろん、実際のものとは異なるものを載せるのはNGですが、可能な限り物件が魅力的に見えるよう工夫することが重要です。

 

 

 

 

 

掲載する写真のポイント

物件の外観や内観、施設などの写真を載せるのは当然ですが、周辺のコンビニやスーパー、ドラッグストア、学校などの写真も物件からの距離と併せて掲載しましょう。これは、「実際に住んだときのことをイメージしてもらう」上で重要な工夫となります。物件には問題がなくても、周辺の施設との距離感がつかめないと「住みやすそう」か「住むのには少し不便」といった判断が内見者はできません。いわば「よく分からない物件」は、内見を保留されてしまい、その後、再び候補に挙がる可能性が低くになってしまいます。このようなもったいない状態にならないよう、周辺施設の情報も細かく載せることをおすすめします。

 

 

 

 

ここからは「写真の撮り方」にフォーカスして解説します。写真にこだわる理由は、言うまでもなく内見・成約につなげるためです。つまり、「一度見てみたい」「住んでみたい」と思ってもらえるような写真が必要になります。

 

 

・明るい時間帯・天気のよい日に撮影する

暗い写真だと日当たりの悪さや湿度の高さ、換気効率の悪さなどのマイナスイメージを与えてしまいます。夕方や夜ではなく、朝から昼の明るい時間帯で、部屋に自然光が差し込んでいるときに撮影しましょう。カメラのフラッシュでは、均一に明るくならないことがあります。スマホなどの明るさ調整機能でコントラストを含めて調整することは重要ですが、やりすぎると不自然な映りになることがあるので、基本は自然光の下での撮影を推奨します。これは外観の撮影だけでなく、内観の撮影時でも同様です。

 

 

・対角線方向で撮影する

これは部屋を広く見せるコツです。部屋の角から斜め方向の角に向かって撮影すると、画角が広がり、部屋を広く見せられます。

 

 

・目線の高さからの撮影が基本

例えば座り込んで撮影すると、天井が高い物件に見せることができますが、内見時に「イメージと違いすぎる」といったことになりかねません。人が暮らすときと同様、目線の高さから撮影することで自然が見え方になります。しかし、トイレや浴室などの狭い空間は正面から撮影すると、全体が映りませんので、斜め上から見下ろすようなかたちで撮影してください。

 

 

 

 

・外観写真は正面ではなく斜めから

正面からの撮影だと、建物の奥行が分かりづらくなりますし、逆光の場合は建物が暗く映ってしまいます。外観写真は建物に対して斜めの位置から、可能であれば太陽を背にした状態で撮影するのがおすすめです。

 

 

 

 

 

低コストで印象を良くする内装を

築年数が経つとどうしても建物は劣化し、見栄えも悪くなってきます。しかし、あまりに「古さ」を感じさせてしまう物件は、なかなか選ばれにくいもの。例えば、水回りだけリフォームする、壁や床のクロスだけ張り替えるといったことでも、見た目の印象は大きく変わります。物件価値を高めるために、少しでもできることを行うようにしてください。

 

 

 

 

 

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