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住まいコツ

【マンション・アパートの防音対策】上階や隣室とのトラブルを防ぐ方法

2025.12.11

 

隣の生活音が気になる…。
自分の出す音が迷惑になっていないか不安…。
賃貸住宅に住んでいると、このような悩みを持つことは珍しくありません。なかでも築年数が経過した木造住宅は音が響きやすく、注意しないとトラブルの原因になる可能性があります。
そこで今回は、賃貸住宅でもできる簡単な防音対策や防音性が高い物件の選び方などを解説します。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賃貸住宅でできる簡単な防音対策

防音リフォームが難しい賃貸住宅でも、ちょっとした工夫で防音効果を高めることは可能です。まずは、誰でもできる簡単な防音対策からご説明します。

 

 

・床の防音対策

床の衝撃音対策には、厚手のカーペットや防音マットが有効です。特におすすめなのはウレタン素材の防音マットですが、吸音効果のあるジョイントマットは子ども部屋にも◎。足音や家具の移動音を軽減し、階下への音漏れを防ぎます。
 

また、音が響きにくい静音スリッパの活用も階下への防音対策には効果的で、歩行時の足音を抑制してくれます。
 

 

・窓・壁の防音対策

室内からの音漏れや外からの騒音には、防音カーテンによる対策が手軽です。吸音効果がある厚手の防音カーテンは通常のカーテンに比べて音を遮断しやすい設計で、外から入ってくる車の音や人の声を和らげます。
 

家具の配置によっても防音効果は高くなり、壁際に本棚やタンスを配置するだけでも音を吸収してくれるので、おすすめです。特に隣室と接している壁に家具を置くと、音の伝わりを軽減することができます。
 

 

・ドアの防音対策

玄関ドアの防音対策には、貼るタイプの防音シートや防音パネルの活用も効果的。音の反響を抑えるだけでなく、話し声やテレビの音を漏れにくくする効果もあり、プライバシー保護にも役立ちます。
 

また、ドアや窓のすき間も音の通り道となるため、隙間テープを貼ると気密性が高まり、音漏れの軽減につながります。
 

 

 

 

 

騒音クレームの正しい伝え方

賃貸住宅で騒音トラブルが発生した際は、騒音主に直接クレームを入れるより、まずは管理会社や大家さんへ相談することをおすすめします。「うるさい」「迷惑」など感情的な表現はなるべく避け、「夜10時以降に大きな音が続く」など、客観的な事実を伝えるようにしましょう。冷静に事実を整理し、第三者を介して穏やかに伝えることで、相手にも理解してもらいやすくなります。

 

管理会社に相談しても改善されない場合は警察や弁護士などに相談する、自治体の相談窓口を利用するという方法もあります。しかし、精神的負担が大きい場合は最終手段として引っ越しを検討するのも一つの方法です。
 

 

 

 

 

 

 

防音性が高い物件を選ぶ時のチェックポイント

防音性の高い賃貸物件の見極め方もまとめましたので、引っ越しを検討されている方はチェックしてみてください。

 

・構造を調べる

賃貸物件の構造は、防音性に大きく影響します。特にRC造やSRC造は壁や床が厚く、隣や上下の生活音が伝わりにくい構造です。

 

木造(W造):木の骨組み。壁や天井に厚みがなく、音が伝わりやすい。
鉄骨造(S造):鉄の骨組み。壁が薄い場合、振動音が響きやすい。
鉄筋コンクリート造(RC造):鉄筋とコンクリートを組み合わせた骨組み。振動しにくく、音が伝わりにくい。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造):鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた骨組み。気密性が高く、外からの騒音を遮断しやすい。
 

 

・内見時に音を確認する

壁は厚いほど音を通しにくくなる性質があるため、内見時に壁の中央をノックして音を聞き分けてみましょう。
「コンコン」と軽くて高い音が響く→ 壁が薄く、防音性が低い。
「ゴツゴツ」と重くて鈍い音がする→ 壁が厚く、防音性が高い。

 

また、内見は静かな時間帯(昼下がりや夜)に行うのがおすすめです。実際に部屋に入ったら、以下の点もご確認ください。
☑️テレビや人の話し声が外から聞こえるか
☑️窓を閉めた状態で外から車や電車の音がどの程度入るか
 

 

・隣室との位置関係

音の影響を受けにくいのは、角部屋・最上階の部屋です。
角部屋:隣接する部屋が少なく、横からの音が少ない
最上階:上の階の足音がない
ただし、最上階は雨音が気になる場合もあるため、実際に内見して確認することをおすすめします。
 

 

・窓やドア、床の防音性

窓には「二重サッシ」や「ペアガラス(複層ガラス)」が使われていると、防音性が高くなります。玄関ドアも高い遮音性と気密性を備えた「防音ドア」が使われているお部屋は、外から入ってくる音を防いでくれます。床は足音が響きやすいフローリングよりも、カーペット敷きや畳の方が防音性は高く、音の伝わりを軽減してくれるでしょう。

 

 

・周辺環境の確認

静かに暮らしたい方は、周辺環境もチェックしておきたいポイントです。
☑️大通り沿いや線路沿いではないか
☑️近くに飲食店やカラオケスナックはないか
☑️建物の前に駐車場がないか(アイドリング音の発生源)
昼だけでなく夜にも現地を見に行くと、よりリアルな生活環境を把握できます。
 

 

 

 

 

 

 

おわりに

騒音に関するトラブルの発生率は、住人の民度も無関係ではありません。騒音トラブルに悩まされたくない方は、住人同士のトラブルが少ない物件や民度の高い物件を探すことをおすすめします。

 

地域密着型のランドハウジングは、周辺環境に精通したスタッフがお客様の希望にぴったりの物件をご提案させていただきます。騒音トラブルの少ない物件や治安の良いエリアもご紹介いたしますので、杉並区周辺でのお部屋探しなら弊社にお任せください。
 

 

 

 

 

 

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