コラム

東京都23区の西部に位置する杉並区は、自然豊かな環境と都心にアクセスしやすい利便性の高さが特徴で、ファミリー層だけでなく単身者からも人気の高いエリアです。
そんな杉並区への引越しが決まったら、計画的に引越し手続きを進める必要があります。
今回は、引越しの際に役所で行うべき手続きのポイントや、杉並区役所の各受付窓口についてご紹介します。

杉並区役所で行う必須の引越し手続きは、住民票の転出・転入の手続きです。
定められた期間内に手続きを終えられるように、手続き方法をしっかり確認しましょう。

転入届

区外から杉並区への引越しの場合、新しい住所に住み始めてから2週間以内に、窓口で「転入届」を提出する必要があります。
 

転出届

杉並区から区外へ引越しする場合は、引越しする2週間前から引越し後2週間以内に、「転出届」の提出が必要です。
窓口での手続きのほか、マイナンバーカードによるオンライン申請や郵送申請も可能です。
 

杉並区では、区役所の区民課区民係または区民事務所で手続きを受け付けています。
例年3月から5月のゴールデンウィーク明けまでは、区役所の窓口が非常に混み合う傾向にあるため、区民事務所の利用もおすすめです。

役所で行う手続きは多岐にわたるため、人によって必要となる手続きは異なります。
ご家族の状況などに応じて、区役所で手続きを行いましょう。
ここでは代表的な手続き例を紹介します。

印鑑登録の住所変更

印鑑登録をしていた方は、転居前の市区町村で「印鑑登録廃止届」を提出する必要があります。
杉並区へ引越し後に、新たに印鑑登録を行う場合は、区民課または区民事務所の窓口にて、登録する印鑑と顔写真付きの本人確認書類を持参し、登録申請を行いましょう。

マイナンバーカードの住所変更

マイナンバーカードを持っている場合、引越し後14日以内に記載内容の変更を行う必要があります。 窓口で転入届を提出する際に、合わせてマイナンバーカードを提出しましょう。

国民健康保険の住所変更

個人事業主やフリーランスの方など、国民健康保険に加入している場合は、住所変更が必要です。
区外から杉並区への引越しの場合、まずは旧住所の役所で、国民健康保険の「資格喪失手続き」を行います。
その後、杉並区役所の窓口で転入手続きを行う際に、合わせて加入の旨を申し出ましょう。
住所変更の手続きは、引越ししてから14日以内に行う必要があります。

今回は、引越しの際に役所で行う手続き例をご紹介しました。
特に住民票の移動手続きは、住民基本台帳法上の法的な義務となるため、必ず決められた期間内に手続きを行うよう注意が必要です。
事前に自分に必要な役所での手続きを確認して、効率的に引っ越し作業を進めていきましょう。